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メディカルチェックスタジオでの「スマート脳ドック」検査数が6万件突破

約7割が脳ドック初受診。働き盛りの30~40歳代で、認知機能の低下と脳梗塞のリスクとなる大脳白質病変も。

 スマートスキャン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:濱野斗百礼、以下、スマートスキャン)と医療法人社団ウェルプリベンションが運営する「メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック(以下、MCS東京銀座)」および「メディカルチェックスタジオ新宿クリニック(以下、MCS新宿)」、社会医療法人ささき会が運営する「メディカルチェックスタジオ大阪梅田クリニック(以下、MCS大阪梅田)」は、2018年に提供を開始した「スマート脳ドック」の検査数が、4年間でのべ約6万件を突破したことをご報告いたします。

 メディカルチェックスタジオ(以下、MCS)は画像診断にフォーカスし、MRIで頭部を撮影することで脳の異常を早期に発見できる検査である「スマート脳ドック」を提供しています。「スマート脳ドック」は、受付からお帰りまで30分、検査費用は17,500円(税別)、撮影した画像は専門医2名によるダブルチェックを実施している脳の検査です。

 スマートスキャンとMCSは、今後も引き続き“早い・リーズナブル・正確”な「スマート脳ドック」等の提供を通じ、気軽に健診が受けられる環境づくりに努めます。また、蓄積されたデータを活用し、疾病の発症予測モデルの構築や適切な治療へと役立てる研究・分析等をすすめ、多くの人の健康に貢献できるよう努力してまいります。

「スマート脳ドック」受診者データ概要

MCSにおける「スマート脳ドック」受診者データの概要について、お知らせいたします。​
【データ概要】
・対象:2018年1月~2021年12月20日にMCSで実施された検査
・データ数:60,843件
・分析:スマートスキャン、MCS

<受診者データ概要>

 40歳代では約25%、50歳代では半数近くに認知機能の低下と脳梗塞のリスクにつながる大脳白質病変を確認。将来のクオリティオブライフの向上のためには「脳ドック」が重要。

 30歳代では約15%、40歳代では約25%、50歳代では半数近くにGrade1以上の大脳白質病変が認められました。

 脳の血流が悪くなることで生じる大脳白質病変は、脳梗塞や認知症の危険因子であるといわれています。病変がない「Grade0」から最も重度の「Grade4」までの5段階で評価します。大脳白質病変は年齢を重ねる事でも現れる可能性がある一方で、無治療やコントロール不良の高血圧があると若年でも出現し増悪します。大半は無症状のまま進行するため、生活の中では認知しにくく、一度病変が出現すると改善することはないといわれています。

 大脳白質病変は、通常の健康診断や脳CT検査では見つけることができず、MRI検査により発見することができます。そのため、早期発見には「脳ドック」により定期的に脳の状態を確認することが重要です。

 病態が進行してからの予防は困難です。病変を早期に発見し、ライフスタイル(運動不足・睡眠不足・肥満など)の改善や生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病など)の治療などを通して病変の進行を止めることが、将来的な脳梗塞や認知機能低下の予防、そして、クオリティオブライフの向上につながります。

■【受診者属性】「スマート脳ドック」受診者の約半数は30歳代~40歳代
 受診者の男女比はほぼ1:1と、大きな差はありません。年齢別にみると、働き盛りである30歳代(12.56%)と40歳代(31.25%)が多く受診しています。

■【脳ドック歴】全体の約7割が脳ドック初受診
 全体の約72%は、これまでに脳ドックを受けたことがなく初受診でした。世代別にみると60歳代の約59%、70歳代の約55%である一方、働き盛りの年代である30歳代は約87%、40歳代は約77%と、世代により受診歴には大きな差がありました。

■【大脳白質病変発見率】50歳代の二人に一人の割合で大脳白質病変がみられる
 認知機能の低下と脳梗塞のリスクとなる大脳白質病変の割合は、30歳代で約15%、40歳代で約25%、50歳代で約45%にGrade1以上の大脳白質病変がみられました。

■【高血圧の有無と大脳白質病変のGrade】高血圧があると答えた受診者のほうが、大脳白質病変のGradeが高い傾向
 高血圧の有無(*1)別に大脳白質病変のGradeの割合を見ると、高血圧があると答えた受診者にGrade3以上の異常の割合が大きい傾向がありました。(*1:受診時の問診による自己申告)

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メディカルチェックスタジオでの「スマート脳ドック」検査数が6万件突破(PRTIMES)